不眠症が改善した方法
今日は不眠症に悩んだ過去についてお話したいと思います。
hspのわたしはもともと長時間睡眠が必須でした。
毎日8時間寝て、休日に10時間くらいがベスト(笑)
何度寝でもできる体質でした。
次の日に試験や大事な用事を控えているときは寝入るまでに時間がかかることはありましたが、
それでもその日が過ぎればまたぐっすりと眠ることができていました。
そんな私でしたが、
離婚後、しばらくして「明け方に目がよく覚めるな」と感じるようになった時期がありました。
その後、仕事のストレスも重なって
・眠りにつくまでに時間がかかる(2~3時間目を瞑っているが眠れない)
・途中で何度も目が覚める(1時間おき)
・明け方起きるとその後眠れない(予定よりも2~3時間早く目が覚める)
という症状が出るようになりました。
こんなことを繰り返していたので、当時の睡眠時間は3時間ほどだったと思います。
これまでははっきりとした「原因」があってそれが過ぎると眠れていたので、そんなにストレスではなかったのですが
この時は上記の状態が数か月続き、本当につらかったです。
泥の中から這い上がるように朝布団から出て、時々意識が飛びそうになるほどの眠気やだるさと戦いながら仕事をこなす日々…
週末は体もしんどく、予定を入れることもできませんでした。
体がしんどいとメンタルもボロボロ…
ちょっと仕事が忙しい日や楽しそうなSNSの投稿を見て涙することもありました。
「睡眠外来に行った方がいいよな」と思いながらも
薬に頼ると辞め時が難しいのかな…と不安に感じてなんとか自分で改善できる方法を探しました。
ヨガやストレッチをしてみたり
瞑想や気持ちが落ち着く曲を流してみたり
睡眠に効くと言われるサプリを飲んでみたり…
試行錯誤しました。
なかなかぱっと改善することは難しく、悶々としていたときに
ふと
そういえば「自分が今抱えている不安ってなんだろう」と考えるようになりました。
これまでは「分かりやすい不安・緊張」からドキドキして眠れないことがあった。
では「今は何が理由で眠れないんだろう…。」
そう思って紙に書き出してみることにしました。
・眠れないようになった発端は仕事がハードで頭が休まらなかった
・仕事が落ち着いても眠れないのは他になにを考えているからだろうか
・離婚後、漠然と将来の不安を抱えるようになった
・いつパートナーと出逢えるのだろう、そんな日は来るのだろうか
・みんなが幸せそうに見えること などなど
こうして書き出してみると「将来に対する不安」が大きかったことに気が付きました。
「この生活がいつまで続くのだろう」「これから自分はどういう道を歩むのだろう」
これまでのわたしは「なりたい自分」「やりたいこと」が常にあった生活をしてきたため
ある意味始めて直面する壁だったのだと思います。
終わりが見えないと誰しも不安になりますよね。
今の生活もそうですし、いつ眠れるようになるのか…という不安。
完璧主義なところがあるわたしは
今の状態を焦ったり、もったいないと感じたり、休みの日に予定を入れることができない状態にモヤモヤしていました。
そこに気づくことができた後、まずは捉え方を少しずつ変えていこうと努力しました。
・よく考えたらここまで本当によく頑張ってきた
・人生には休み時間も必要だ
・流れに身を任せることも生きていく上で必要なスキルのひとつ
・いざとなれば仕事はまるっと休んでもOK
・自分に合うパートナーとはいつか出逢える、大丈夫
・まずは体を休めることがいちばん大事
・焦らずゆっくりで大丈夫
など思いつくままに今の自分に向けた言葉を書き出しました。
ずっと走り続けてきて、中途半端が苦手なわたしは
少しずつ自分に無理をさせていた。
次の理想の生活へとまだ充電期間の間にエネルギーを消費させ走ってしまっていた。
残りの%が少ない中、エネルギーを使うから消耗も激しくなり、結果的に体が悲鳴を上げていたのだと
ようやく気付くことができたのです。
体に症状が出たら、対処療法だけでなくやはり「原因」を知ってそこを改善していくことが
健康な体に戻ることができる近道だと感じます。
あくまでわたしの例ですが
眠れない人の多くは
「ちゃんとしないと」という自分ルールをたくさん持っている人ではないでしょうか。
もっと自分に甘く、頑張っている自分を自分でほめてあげること、
「大丈夫だよ」と言ってあげることも大切な時間だと思うのです。
誰かに言ってもらう「大丈夫」も嬉しいですが、
一番自分のことを分かっている「自分」から言ってもらう「大丈夫だよ」もセルフケアにはとても有効なのだと知りました。
こうしてゆっくりとですが、自分をゆるめ、完璧主義を手放す努力をしたわたしは
また以前のように眠ることができるようになったのです。
心と体って本当につながっているなと感じた時間でした。
これからも今の自分とうまく付き合っていくための「トリセツ」をアップデートしながら
心地よい時間を過ごしていきたいと思います。